全国のネットワークをつなぐ使命
~JR-NET~
大容量・高速通信のインフラを整え、 顧客企業やエンドユーザーの 利便性を高める
ネットワークシステム部
2023年入社
理工学研究科 生命科学専攻 修了
大学院では昆虫の寿命を測定する方法について研究。視野を広げて就職活動を行う中で、公共性の高さに魅力を感じ入社を決意した。以来、『JR-NET』の開発を担当。趣味はスノーボードで、シーズン中は週に一度のペースでゲレンデに通うほど没頭している。
当初の研究職志向を改め、 自身の仕事が多くの人の役に立つ点に 着目して入社を決意
大学院で研究の日々を送っていたので、就職活動の時期を迎えた際には研究職を前提に、食品・化学・鉄鋼などのメーカーを希望していました。しかし、1カ月ほど経過したところで、ふと「長く働くうえで、研究することが本当に自分に向いているのか?」という疑問を抱いたのです。視野を広げてみようと思った際に思い浮かんだのが、友人が就職先に選んでいたIT企業です。JRシステムの存在は、親類がJRのグループ企業で勤務していた関係で知りました。JRシステムの説明会に参加してみたところ、鉄道やバスなど、多くの人が利用する交通インフラを支えるという公共性の高さに魅了されました。インターネットでも情報収集し、離職率が低いことや経営基盤がしっかりしていることも知り「安定した環境下で多くの人の役に立てる」という点が決め手となり入社を決意しました。
これまで以上の安定稼働を目指し 新しいネットワーク技術を導入
入社後に配属されたのはネットワークシステム部です。JR各社向けのネットワークのほか、他の企業・団体も対象に、通信インフラの整備や運用保守を担当する部門です。私自身はJR各社の通信ネットワークを対象にしている『JR-NET』の開発を行うグループに所属することになりました。『JR-NET』は当社の事業の根幹を担う全国規模の基幹ネットワークで、『MARS』をはじめ当社の提供するさまざまなサービスがこのネットワークを利用しています。配属直後はネットワーク機器に触れ、通信経路の設定などを行ないながら基礎を身に付けました。そして現在私が取り組んでいるのは、『JR-NET』の機能増強プロジェクトで、JR各社の回線をより大容量・高速通信が可能な回線に切り替えていくという大規模なものです。鉄道のような公共性の高い交通インフラは、日々、安定稼働させることが最重要課題です。そのため、ネットワークの安定性を確保しつつ、近年のネットワーク市場の動向を踏まえて新しいものを取り入れていく必要があります。
人々の「当たり前」を支える仕事で 自身の成長を実感
私は入社した年の秋からこのプロジェクトに関わっており、大規模なこのプロジェクトは、これまで学んだネットワークの知識を応用しなければならず、業務の難しさを痛感しました。そこで、とにかく徹底したのがメモを取ることです。上司や先輩社員から教わったことはもちろん、資料を読み込んで得た知識や実務にあたる中で自分なりに新たな気づきだと感じる部分があれば記録していました。こうした努力により、複雑なネットワークの正常経路の判断ができるようになるなど、日々成長を実感できています。また、実務では他のネットワーク事業者とも協業することもありますが、JRシステムが行う機能試験の徹底ぶりに感心されることもあり、JRシステムのパフォーマンスの確かさや、自社の技術レベルや責任感の高さを実感できてうれしいです。
電気や水道と同様、ネットワーク通信も一般の方々にとっては「利用できて当たり前」というインフラです。入社後早期に今回のような多くの人に利用されるシステムのプロジェクトに関わることができたのは、幸運だったと思います。就職活動中に「業務に注力するからには、多くの人の役に立ちたい」と思っていたので、その志を実現できており、とてもやりがいをもって仕事できています。
目指すはネットワーク分野のスペシャリスト JRシステムなら、実現させてもらえる可能性大
当面は多種多様なネットワーク構築案件を経験することで、知識や経験の幅を広げていきたいと思っています。その上で、先輩社員のように問題発生時にはタイムリーかつ適切に対処できるような人材になることが当面の目標です。
自身の今後のキャリアですが、広く浅く総合力を高めていくよりは、特定分野で専門性を高めたいと思っています。このため、現在携わっているネットワークについての専門性を高め、企業が抱える問題や課題を解決できる存在になりたいですね。先輩社員を見ていても、JRシステムは、本人の希望を尊重し望むキャリアパスを歩ませてくれる会社だと思います。ネットワーク分野のスペシャリストを目指して成長していきたいです。