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仕事とプロジェクトについて

きっぷの購入を支える使命
~マルス端末~

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情報端末を通してできる社会貢献とは何か私たちにしかできないことを追究したい

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A.T.

端末サービスセンター
2010年入社
農学部 環境資源化学科卒

母親がSEだったこともあり、公共的なインフラを支えるIT企業で働きたいと考え入社した。配属後、一貫して端末サービスセンターに勤務している。端末のファイル作成管理システムのリニューアル、列車の空席表示システムの開発等を経て、最近はプロジェクトリーダーとして、アシストマルス端末関係の仕事を手がけている。産休・育休を取得して復帰、現在は育児と仕事を両立している。

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使いやすい券売機を自分の手で作ろうと考えた

学生時代は生活排水に含まれる化学物質の量を検知する実験やレポートに取り組んでいました。環境問題の解決に貢献したいという想いがあったのですが、化学メーカー等に就職してその想いを生かすのは難しいと考え、悩んだ末に方向転換しました。母親がSEだったこともあり、SEとして働くイメージは描けたので、公共性の高いインフラ系のIT企業なら、社会貢献につながるという考えもありました。
鉄道の旅が好きだったこともあり、鉄道系のIT企業を就職先にリストアップしていました。そのなかで当社にぜひ入りたいと思ったのは、駅できっぷを購入しようとした際、券売機で割引きっぷの購入方法がわからず戸惑ったことがあったからです。私のような人間でも使いやすい券売機を作ってみたいという想いがあり、端末サービスセンターに配属が決まった時は、「これで自分のやりたかったことができそうだ」ととてもうれしく思いました。

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アシストマルス端末の機能改善で利用者も係員も便利に

現在私はMV端末(指定席が購入できる券売機)の一種で、アシストマルス端末と呼ばれる端末の機能開発を担当しています。『アシストマルス』は、駅の券売機とJR各社のコールセンターを接続し、遠隔で窓口サービスを提供するものです。「みどりの窓口」のない駅でも、窓口業務をコールセンターが代行し、お客さまは映像を介した対面サービスを受けながらきっぷを買うことができます。証明書が必要な割引きっぷや新年度の通学定期券の購入、きっぷの払い戻しなどにも対応できる便利な券売機です。また、機械操作が苦手な高齢者や、耳や目の不自由な方もご利用いただけるように配慮した設計になっており、外国人用の自動翻訳機能も備えるなど、社会的なニーズに応えています。お客さまは券売機を選べません。よりよいサービスを提供することが私たちの重要な使命です。
一方、アシストマルス端末は無人駅に設置されていることも多く、駅係員の効率的な配置や作業負担の軽減に貢献することもできました。駅係員の業務負担を減らす改善も続けており、私は現在、きっぷの詰まりなど、物理的な障害が発生した際に、コールセンターだけでなく駅でもこの情報を検知できるようにシステム開発を進めているところです。

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感動の瞬間に立ち合う開発した人間ならではの醍醐味

仕事のやりがいは、お客さまの声を聞く時にいちばん感じます。新しい機能を開発すると、各旅客会社の営業担当の方に私たち開発担当者が直接説明する機会があります。その時に「この機能は、助かります!」など感謝の言葉をいただくことがあり、何よりうれしい瞬間です。 また、『アシストマルス』の開発を担当する前の話ですが、それまで長距離きっぷしか購入できなかったMV端末において、近距離きっぷも購入できるようにする機能開発を担当したことがありました。この時は初号機の納入に立ち会うことができ、大変印象に残っています。納入された場所は、北海道・札幌駅から20分ほどの距離にある琴似駅でした。1台で近距離きっぷも長距離きっぷも購入できる券売機のニーズは、地方の駅ほど高いものがあったのです。初めてのお客さまがご利用する瞬間を、とてもドキドキしながら見守っていました。こうした感動の瞬間に立ち会えるのも、開発している人間ならではの醍醐味だといえるでしょう。

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もっと社会のことをよく知り視野を広げていきたい

現在、プロジェクトリーダーとして、メンバーの体調や個人的な事情にも配慮しながら、モチベーションを高める工夫を積み重ねているところ。大切にしているのは情報共有で、「悪い報告ほど早く教えてね」とお願いしています。
当面の目標は一つひとつのプロジェクトを成功に導くことですが、今後はよりユーザに近い立場で開発に関わることができたらいいなと思っています。現在は当社の営業担当者が旅客会社の方と相談して新しい開発テーマを決めているので、そのテーマを決めるところに関与してみたいと考えているのです。
そのためには、もっと社会のことをよく知り、視野を広げることが大切。いま上司と2人で、月に2冊、社会、IT、ビジネススキルなどを扱った本を開発担当の仲間たち約80人に紹介する取り組みをしています。自己啓発の一つとして上司に誘われて始めたことですが、毎月必ず本を読む必要に迫られるため、とても勉強になっています。こうした活動も含めて、世の中にどのようなニーズがあり、情報端末や券売機を通して何ができ、どのように貢献していけるのか、私たちにしかできないことを追究していきたいと思います。

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