貨物物流を支える使命
~統計情報処理関連システム~
システム開発を通じて 自身の成長を実感、 さらなるスキル習得を目指す
貨物システム課
2022年入社
知識工学部 経営システム工学科 卒業
大学時代は「SNSのフェイクニュース分析」の研究を行うかたわら、飲食店やアパレル店、駅員など、さまざまなアルバイトを経験。入社後は貨物システム課に配属。線路などの設備の管理システム担当を経て、2024年からJR貨物向けのシステム開発担当に。
鉄道インフラを支えるという公共性の高さと 長く働き続けられる環境に惹かれて入社
大学時代の専攻が情報系だったので、IT企業を中心に就職活動を行っていました。活動を進めるうちに「社員として仕事に注力するからには、その成果が多くの人の役に立つような業務に就きたい」と考えるようになりましたが、そんな頃に大学で開催されたのがJRシステムの説明会です。旅行が好きでよく鉄道を利用していたこともあり、参加してみた際には親近感を抱きました。最終的に決め手になったのは「女性としての働きやすさ」です。JRシステムでは、選考プロセスのなかで女性社員と面談する機会を複数回設けていただきました。「産休・育休取得後に復帰する女性社員が多い」「会社の敷地内に保育施設があるので重宝している」といった話を聞き、安心できました。公共性の高さでは申し分ないうえに、長く働き続けられる環境が整っているので、悩むことなく入社を決意できました。
顧客であるJR貨物の事業展開を 複数のシステムでサポートする
入社して新人研修を受けた後は、貨物システム課に配属され現在に至ります。その名のとおり、JR貨物の事業や業務に関連するシステムを担当する課です。最初の2年間はJR貨物が保有する線路や踏切、信号機などの設備を対象とした検査やメンテナンスサイクルを管理するシステムのリニューアルプロジェクトを担当しました。もともと線路や電気設備など、種類によって分かれていたシステムを集約して、一元管理できるようにするというプロジェクトです。無事に新システムをリリースした後、現在はJR貨物の機関車の走行実績データを作成し、各種実績帳票や集計データを作成するシステムのプロジェクトに携わっています。このシステムで集計・抽出したデータは、国土交通省や自治体などに対する報告資料や、各種プレス向けに情報発信する際の資料として活用されます。
新たに設計工程業務を担当して幅を広げつつ 成功体験を積んで成長中
このプロジェクトでは設計を担当しました。設計では、モニタの操作画面上に表示させる項目や配置を検討しました。それまでの業務ではプログラミングがメインだったので、新たに設計工程を経験して幅を広げられたのがうれしかったですね。その半面、苦労もありました。以前担当していたシステムとは機能や用途がまったく異なるため、顧客の業務知識についてゼロベースで学び直さなければなりませんでした。上司や先輩社員の指導を仰いだり、資料を読み込むことでカバーしました。また、各メンバーの業務はシステムの機能によって分担していますが、設計の精度を高めるため、メンバー間での情報共有もこれまで以上に力を入れました。この取り組みが功を奏して、初めての設計工程ではシステムの機能をしっかりと把握した上で精度の高い設計をすることができました。設計工程を経験して幅を広げられただけでなく、精度の高い設計ができたという部分も含め、業務を通じて自身を成長させられていることを実感できています。
いずれはお客様に提案できるようになりたい
今回、設計工程の業務を通じて先輩社員とともにお客様と協議する場に同席しましたが、提案も盛り込みながらやりとりされている姿に憧れました。さまざまな実務経験を積み上げるなかで専門知識やスキルを磨き、先輩社員のような提案力を習得したいですね。また、今の職場内には管理職として活躍されている女性社員をはじめ、育児休職から復帰して短時間フレックス勤務制度を活用しながら仕事と育児を両立されている方などがいらっしゃいます。いいお手本が多いので、長く働くなかで成長をしていけるはずだと強く思っています。