進化する高速バス事業を支えます
~高速バスシステム~
世間のトレンドをキャッチして システムに新たな機能を加え、 ビジネスの幅を広げる
開発事業一課
2019年入社
知識工学部 経営システム工学科 卒業
大学では、クラウドサービスのモデル作成について研究。その傍ら、建設コンサルタントでインフラを担当していた先輩のサポートとして、各種調査やデータ入力のアルバイトを行っていた。入社以来、開発事業一課でJRバス各社向けのシステム「高速バスネット」の開発に従事している。
確かな経営基盤のもとで、真摯な同僚たちと 自社オフィスで勤務できる点が魅力
大学在学中、商品企画やアプリ開発、顧客ニーズの汲み取り方などをテーマにした講義を受けていました。この内容が面白く、IT業界で上流工程に関わる職に就きたいと考えるようになり、IT業界・SE職に絞って就職活動を行っていました。ユーザー系・独立系・メーカー系を問わず選考に臨みましたが、比較検討時に着目したのは「安心して長く働けそうか」「一緒に働くことになる社員の人となりはどうか」という二点です。JRシステムは経営基盤がしっかりしていますし、選考過程で出会った社員の方々は、学生の質問に真摯に丁寧に答えてくださいました。また、自社オフィスで信頼できる同僚たちと勤務できる点やJRのブランド力が最終的な決め手となり、JRシステムに入社することを決めました。
顧客の要望をいかに的確に汲み取って 最適な提案に落とし込めるかが腕の見せどころ
所属している開発事業一課では、JRバス各社の高速バスをweb予約できるシステム「高速バスネット」と、新宿駅のバスターミナル「バスタ新宿」に設置している、複数の高速バス予約システムの切符を取り扱える共用券売機のシステムを対象に、開発・運用・保守を担っています。いずれもお客様から「新たな機能を加えたい」「既存の機能を強化したい」という要望を受けると、その背景や機能についてヒアリングするところから着手します。そのうえで機能の具体案を提示しコーディング。そして、試験を経て問題ないことを確認してからリリースとなります。「要望をいかに的確に汲み取れるか」「いかに最適で具体的な機能に落とし込めるか」がシステムの専門家にとって腕の見せどころだと思っています。お客様の要望を的確に言語化し機能に落とし込むまでには難しさを感じることもありますが、学生時代にやりたいと思っていた職務を担当できている喜びや満足度が高いと感じています。
高速バスネットにQR決済機能を付加するという 取り組みにチャレンジ
以前の「高速バスネット」では、クレジットカード決済もしくはコンビニ決済のいずれかの方法でした。一方、世間ではQR決済の利用者が急拡大していたため、お客様からキャッシュレス決済の選択肢を増やしたいという要望が寄せられ、プロジェクトが動き始めました。QRコード決済の開発は初めての経験で困難を覚悟してのスタートとなりました。特に苦労したのは、設計や仕様の検討です。決済手段によってシステムの仕様が異なるため、「もっとも効率の良い設計・仕様」を簡単には見出せませんでした。加えて、利用者が操作ミスを起こさないような画面設計、ミスをしても簡単にやり直せるような仕組みも考える必要がありました。また、運用面や保守面にも配慮し障害が起こりにくいプログラムを組むよう、細心の注意を払っていました。チーム内で丁寧な話し合い・検討を重ねて臨みました。また、それまで未経験だったお客様への説明を私が担当したことで、SEとしてより一層鍛えられました。当初は緊張しましたが、説明の回数を重ねるなかでお客様が疑問を抱きそうなポイントを事前に予測する、専門用語を使わずわかりやすい表現で説明する、といった点を心がけ始めると、次第にやりとりがスムーズになっていったのです。プロジェクト開始から約1年、無事にシステムをリリースすることができました。そしてお客様から高い評価をいただいたことから、引き続き他のwebサービスや端末機への導入を前向きにご検討いただき、JRシステムのビジネスの可能性を広げることにも貢献できました。苦労が大きかった分、やりがいや達成感が大きかったです。
当面は高速バスシステムに関わり続けて より高度なプロジェクトに挑戦したい
プロジェクトを進める中でコミュニケーション能力が鍛えられたと触れましたが、これは現在担当している案件でも活かせていると実感します。コミュニケーション能力と専門性は両輪だと思うので、あと4~5年は現在担当しているシステムに関わり続けて理解度や関連知識を深め、より高度なプロジェクトでもきちんとした成果を上げられるようになりたいと思っています。
その先の長期ビジョンは、いろいろな可能性を考えています。未経験分野に挑戦してみたくなるかもしれませんし、同じ分野でより高みを目指したいと思うようになっているかもしれません。多くの社員が口にしていますが、JRシステムには、お客様の事業や実務を深く理解していて、クオリティの高い安定稼働を担保したシステムをご提供できるという強みがあります。どのようなキャリアを築くことになっても、やりがいに満ちた職務に出会えると思います。